お知らせ
- ロタウイルスワクチンについて
- 2017.03.29
現在、2種類のロタウイルスワクチンが使用されています。
ここでは、2つのワクチンの違いを説明しています。
ロタリックス ロタテック 接種回数 2回 3回 接種価格 2020年10月1日から、定期接種となり、費用負担はありません。 効果 ロタウイルス感染症の約65%をしめるG1P8型ウイルスに予防効果がある ロタウイルス感染症の約90%をしめるG1P8、G2P4、G3P8、G4P8、G9P8型の5種類のウイルス型に予防効果がある 最近の知見では、上記以外の多数の型のロタウイルスにも、いわゆる「交差免疫」により効果があることが示されており、ロタウイルス感染症の重症化を防ぐ効果は、同等と考えられます 安全性 問題なし 問題なし 接種開始時期 生後6週齢から開始 生後6週齢から開始 接種間隔 4週以上 4週以上 接種期限 24週齢までに完了 32週齢までに完了 接種方法 経口投与(のむワクチン) 経口投与(のむワクチン) 接種量 1回1.5ml 1回2.0ml 他のワクチンとの同時接種 問題なし 問題なし <補足>
●どちらを選択しても、ロタウイルスによる重症感染症は同等に予防できる。
●ロタリックスは、2回接種で済むため、予防接種のスケジュールがたてやすい。反面、接種期限がやや短い。
●原則的に、途中で異なるワクチンに乗り換えはできない。(止むを得ない場合、一部可能です)上記の表をご覧になってください。2つのワクチンは、接種回数と接種期限が少し違います。
効果の面では、重症のロタウイルス感染症の予防効果に関しては同じと考えて良いようです。
ご検討ください。